ブランド設立時から力を入れ研究を重ねて続けているサックシリーズ。
熟成されながら今のムードで、装いも新たな素材、組織を使用したGENTS FABRICとして3 PIECE,COATを発表しています。

今シーズンは、UKツイードと、タスマニア産のカシミアの原糸をミックスさせてションヘル織機で織りあげました。ダイアモンドウィーブと呼ばれるダイヤ柄の織り柄、複雑に重なりあうバスケットヘリンボーン柄、どちらのテキスタイルもクラシカルな力強さとエレガントな表情を持っています。
スタイルは1910〜20〜30年代初期までのアメリカとイギリスのサックコートやスーツをベースに、ディテールをパッチワークさせたデザイン。

またジャケットのライニングの仕様は、当時もかなり珍しいと打ち出されてたトリミングデザインを採用。 1930’sに展開されていたダブルポケットなどのディテールも目を引きますが、裄綿のみで構築されたナローショルダーはスタイルを選ばずコーディネートして頂けるでしょう。

ジェントルマンズコートは、 1910〜20年代の好景気なアメリカ東海岸、不景気で沈んだ古きイギリス、を彷彿させる、今では余り目にする事のないユニークなディテール達が目を引きます。地襟に配したベルベットの質感がエレガントな奥行を醸し出します。